プランニングについて
Q.○○さんの○○という主訴に対して本人が満足されるように、問題点に対してアプローチを行います。
といった内容でのプランニングはどうでしょうか?
A.王道の考え方で良いと思います。
患者さんは、不快な状態を改善して欲しくて来られている方が大多数ですから。
ただ、海村は違う景色(世界観)で治療をしています。
それを今伝えると混乱するのでタイミングが来たら、伝えますね。
レイヤーパルペーションについて
Q.セミナーで個体、液体、気体と触る練習がありました。昼休憩に、抽象度が高い(気体)を治療すると質の高い治療結果が得られる。と話しをされていましたが、触り分けの上達方法を教えて欲しいです。
A.抽象度を上げるということは、それ以下の要素は内包されるので、
気体にアプローチすると
個体、液体、気体と3つまとめて効果があるので、
治療者側は楽です。
ですが、患者さんからすると、
”具体性が認識しにくい現象”が起きます。
物質的な変化までに認識を要することになり、痛みや可動域の改善といった
「即効性」を感じられないことが増えます。
人によっては、治療効果がなかった。と解釈してしまう人もいます。
治療者に確信があれば
「数日変化までにかかります」
とお伝えすることで、安心感が得られますね。
その人の個性や感度によって、
分けてアプローチ出来た方が満足度が高い治療を提供できるので、
レイヤーの触り分けは出来た方がよいかと思います。
また、具体的な方法は、
イメージと感覚を一致させるだけなので、
復習会で私と整合性、答え合わせが出来れば比較的早く習得できます。
内臓の評価はどのようにすればいいのでしょう?
Q.内臓治療については少しずつ、わかって来たように思います。
普段の臨床での評価と内臓の評価をどのように進めていけば、いいのでしょうか?
また、あるパフォーマンスを改善したいと思った時、患者さんの自覚をしてもらう必要はあるのでしょうか?
A.内臓の評価にはいつくか方法があります。
簡単な方法としては、
AK(アプライドキネシオロジー)での対応筋の筋力を評価すると、
内臓関連の問題が見えやすくなります。
内臓に何か問題があると、関連筋(対応筋)に
- 筋力弱化
- トリガーポイントの出現=圧痛
が生じます。
例えば、胃の関連筋は
「大胸筋(鎖骨部)、上腕二頭筋、菱形筋、腕橈骨筋、対立筋」です。
臨床的には、肩関節周囲炎。五十肩の人は多いように感じます。
食生活やストレスで胃がやられていそうな人は
- 関連筋である大胸筋の鎖骨部と胸骨肋部のアンバランス
- 上腕二頭筋の弱化による、筋腱移行部の炎症
- トリガーポイントの構築による各種弊害
を予想できます。
評価としては大胸筋、上腕二頭筋の筋力テストで弱化、圧痛があれば、
胃の問題の可能性を視野にいれます。
※既に病院受診して、痛み止めでロキソニンなど服用していると、
薬害で胃が壊れている場合があるので、問診で時系列を確認しましょう。
他の情報と組み合わせて、
胃が怪しいな。
となったら、胃を触診して自動運動、可動域を確認します。
弱化しているならば、治療の対象として考察にいれます。
何らかのテクニックでリリースの後に、
筋力テスト、圧痛が消失していれば、成功。
実際に患者さんに動いてもらって、
運動の質を確認してもらうとお互いに効果判定が出来ていいですね。
他の臨床的な問題と関連筋については、今後ブログにアップしていきます。
復習会の感想
前回、教えていただいたおかげで、横隔膜の全体像がとらえやすくなりました。
ありがとうございました。
A.それは良かったですね。
私の”感覚の一部をコピペした”ので認識領域が広まったと思います。